ER型救急を志す人達で構成される特定非営利活動法人（NPO法人）　Emergency Medicine Alliance

Wellnessが大事なのはわかっているけど、忙しくてそんなの考えていられない！という方も多いと思います。でも1週間だけでもwellnessについて考え実践してみませんか？EMA for usより忙しい皆さんでも達成できそうな６つの項目を作成しました。１つでも、１日でも構いません。ご自身と向き合う時間を作ってみてください。

1.　7時間睡眠を心がけよう！

Essential for usの「睡眠時間の確保について」(https://www.emalliance.org/emaforus/essential/individual/sleeping)でも述べていますが、7時間睡眠が長生きに繋がるということが明らかになっています。

2.　ジャンクフードを控えよう！

忙しい勤務の合間をぬって食事を摂る方も多いと思います。インスタント食品やスナックに手を伸ばしがちですが、良い食事は活力・的確な判断・気持ちの安定に繋がります⁽¹⁾。少しでも野菜や果物を摂るよう心がけてみましょう。

3.　お風呂上がりにストレッチをしよう！

救急医療は体力のいる仕事です！体力、そして健康的な身体の維持には規則的な運動が大事にはなりますが、なかなか運動する時間がないですよね。しかし、最近では１日30分の運動と１回10分の運動を３回行うのは同等の効果があるという報告もあります^（2）。お風呂上がりのストレッチから、まずは運動する習慣をつけましょう！

4.　同僚に「ありがとう」を伝えよう！

Essential for usの「施設・部門としてのサポート体制」(https://www.emalliance.org/emaforus/essential/facility/facility_support)でも述べていますが、同僚とのコミュニケーションをよくすることはバーンアウトの抑制因子とされています。「ありがとう」という言葉は、言う側も言われた側も温かい気持ちになりますよね。小さなコミュニケーションも大事にしていきましょう！

5.　SNSの利用時間を減らしてみよう！

SNSは便利なツールではありますが、過度な使用は眼精疲労、睡眠時間の短縮、集中力の低下、精神的ストレスの増加などのデメリットを生じます⁽³⁾。SNSの平均利用時間は77.8分で年々増加していうるという報告があります⁽⁴⁾。この機会に自身のSNSの利用状況を確認し、平均より多い場合は少し減らしてみましょう！

6.　職場の机の上を片付けよう！

Essential for usの「安全管理」(https://www.emalliance.org/emaforus/essential/facility/safety_management)でも述べていますが、職場が安全でなければ健康的に安心して働くことはできません。その記事でも紹介させていただいた、職場環境等の改善のためのヒント集にもありますが整理整頓は大事なことです。身近なところで、まずは自身の机の上の整理整頓から始めましょう！

この1週間が皆様にとって健康で実りのある時間となりますように…

ポスターのダウンロードはこちらから

【参考文献】
1)Rita A. Manfredi, et al. Being Well in emergency Medicine: ACEP’s Guide to Investing in Yourself.　https://www.acep.org/globalassets/sites/acep/media/wellness/acepwellnessguide.pdf
2)内臓脂肪減少のための運動. 厚生労働省　https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-05-002.html
3)SNS依存とSNS利用実態とその影響. 河井　大介　https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasi/26/0/26_0_265/_pdf"
4)スマートフォンでの情報収集に関する定点調査2021. Glossom株式会社　https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000043425.html