2019.05.17

横浜労災病院 救命救急センター

ERの最前線で学ぶ。横浜労災病院で次世代の救急医に

 

 当院の救命救急センターの特徴は以下の4つです。


 

 

ER型救急

・小児科・産婦人科領域を除き、来院方法や重症度・緊急度に関わらず救急医が初期診療を行うER型救急診療を実践しています。

・救急車の受け入れ台数はここ数年増加しており、2023年度は1万台を超えました(10259)。また、重症・重篤な症例も1560例あり、十分な経験を積むことが可能です。

 

②時代に合わせたシフト勤務

完全2交代シフト制を取っており、1か月当たりの勤務は7日勤7夜勤が基本です。オンコール待機や勤務外の呼び出しもなく、時間外勤務も20-40時間/月程度で、メリハリがついた研修をすることが可能です。

 

③多様な連携施設での研修が可能

当院救急外来での18ヶ月の勤務を中心とし、残りの期間は全国にまたがる研修連携施設で、集中治療はもちろん、ドクターヘリなどプレホスピタル医療や、救急医療の地域性も学べ、また院内の集中治療科や小児科、産婦人科も研修することが可能です。個々の希望やビジョンも踏まえ、ローテーションを調整します。

 

 

 

④外傷や重症症例の集中治療

・入院症例は院内各科に引継ぐことが多いですが、敗血症性ショックをはじめとした重症症例や多発外傷等は、救急科で入院後も引き続き治療を行います。

・救命救急センターは、16床の救命救急病棟と、4床の救命ICUを持っています。また、院内に別途集中治療科の管理するClosed ICUが10床あり、研修が可能です。

 

現在、11名の救急科専攻医が研修中で、救急科専門医も12名(うち、救急科指導医2名、集中治療専門医2名、小児科専門医3名)とスタッフ数も充実しています。教育体制の整備も進んでおり、充実した研修を送ることができるための体制が揃っています。ぜひ一度、見学にお越しください。

 

見学は随時受け付けています。soumu06@yokohamah.johas.go.jp までご連絡ください。

 

【専攻医からのメッセージ】

初めまして。専攻医二年目の須田夏実子と申します。

ホームページに足を運んで下さり、ありがとうございます。関東圏に縁もゆかりもない私が当院での研修を選択した理由を三つ書かせていただきます。

一つ目は専攻医期間中に他科ローテート、他院での研修が行える点です。私自身救急科と産婦人科で志望科を悩んでおり、ホームページで見つけた当院での周産期重点型ローテートに強く心が惹かれました。実際に専攻医一年目の半年間で産婦人科を選択し、非常に充実した研修を行うことができました。

また今後は当院では機会が少ないプレホスピタルを学びに他院での研修を予定しております。このように個人の興味のある分野をフレキシブルに選択して研修を行えることは、当院救急科の何よりもの魅力だと思います。

二つ目はホワイトな職場環境です。時間外勤務はほとんどなく、オンオフがしっかりしており身体的かつ精神的健康が保たれていると感じます。

三つ目は立地の良さです。私自身横浜に住んでみたいという気持ちで当院を選択した背景もあります。新幹線はもちろん、羽田空港も近いので様々な場所へのアクセスが良好です。

ぜひ一度見学に来て、研修を行う私たちの姿や病院の雰囲気に触れてみてください。お越しいただけるのを楽しみにしております。

 

・私が救急医を目指した理由 初期研修を通して初療の重要性に気づき、いつでもどこでも適切な初療が出来る医師になりたいと思い救急医を目指しました。 ・私が横労ERを選んだ理由 重症は救急車症例だけでなくウォークインの中にも紛れています。関東圏の三次救急のうち年間1万台近く救急車を受け入れているハイボリュームセンターでウォークインも受け入れている施設は案外限られます。「挿管している隣で風邪も診るER」を理想とし、仕事もプライベートも全力を出せる横労ERにこだわりました。 ・横労ERで働いてみて 救急はカバーする範囲が広いため毎日が勉強で、昨日できなかった事が今日できるようになっていることにやりがいを感じます。優秀な研修医の先生達と共に成長を実感できることも大きなやりがいです。院内・院外ローテーションに積極的で、自分の将来やりたいこと・興味のあることを尊重してくれる上司に感謝しています。 人それぞれ理想や人生でやりたい事は違うと思いますが、横労ERのプログラムではどんな人にもフィットする柔軟な3年間を過ごせると思います。是非病院見学でお話ししましょう!