新潟市民病院 救急科
新潟市周辺の重症症例、珍しい症例が集まるため、研修中に多種多様な疾患を診ることができ、ER、ICU、ドクターカー(prehospital対応)のどれもが勉強できます。
当科の特徴
独自ベッドを有していることから、内因性疾患、外因性疾患ともに入院管理を学ぶことができ、観察入院も決定権があることで、入院フォローにより疾患の見逃しを減らすことできます。
また、BLS、ACLS、PALS、JPTEC、JATECなどの標準化コースのインストラクターが揃っており、日常の診療からも学ぶことができます。
市中病院としては、スタッフの人数が充実しており、入院管理を行いながらも、体力的に無理をしない研修が出来ます。
後期研修カリキュラム
強制的なプログラムはなく、他科ローテート、院外研修など科部長と相談しながら、それぞれの希望に応じたプログラムを作っています。
【例1】
・3年目:救急科
・4年目:循環器科6ケ月、整形外科3ケ月、救急科3ケ月
・5年目:他院にて研修
【例2】
・3年目:救急科9ケ月、麻酔科3ケ月
・4年目:整形外科3ケ月、循環器科3ケ月、救急科6ケ月
・5年目:救急科
カンファレンス/レクチャーの頻度
平日毎朝、前日に救急外来に来院した患者をピックアップしカンファレンスを行なっています。また、抄読会、後期研修医向けのレクチャーをそれぞれ週1回行なっています。
ERでのNsトリアージカンファレンス、放射線科とのradiologyカンファレンス、救急隊とのprehospital検討会をそれぞれ月1回行なっています。
センター概要
【概要】
・名称:新潟市民病院 救急科
・所在地:〒950−1197 新潟市中央区鐘木463番地7
・研修責任者:救急科 科部長 廣瀬保夫
・Webサイト:http://www.hosp.niigata.niigata.jp/kyumeikyukyu/index.html
・スタッフ&シニアレジデント数(女性医師数):スタッフ9名(女性1名)、シニアレジデント5名(女性2名)
【勤務体制】
日勤、遅番、夜勤の3交代制で、ER、ICU、ドクターカー当番があります。
・日勤:8時30分〜17時
・遅番:13時〜22時
・夜勤:17時〜8時30分
日中と深夜帯は、walk in、救急車とも全て対応し、準夜帯のwalk inのみ、内科、外科に手伝ってもらっています。
【年間救急車搬送件数&救急受診総数】
・平成22年 救急車搬入数:5762人(うちドクターカー612人)
・平成22年 救急受診総数:13790人
【ICU、独自ベッドの有無】
ICUは、救急科入院としての、多発外傷、ショック、中毒、敗血症などを管理しています。また、各科から依頼があった場合はICU管理を手伝っています。重症患者のみ診るわけではなく、ICU以外にも、救急科としての一般病床を持っています。観察入院もでき、失神や軽症外傷の経過観察も可能です。
学生実習、研修医見学の連絡先
学生実習、研修医の見学ともに随時受け付けております。
・E-mail(教育研修室):kensyu@hosp.niigata.niigata.jp
・E-mail(救命救急科):ncgheccm@gmail.com
・Tel:025-281-5151
・Webサイトホ:http://www.hosp.niigata.niigata.jp/kyumeikyukyu/index.html
自己紹介
新潟市民病院 救急科の佐藤信宏と申します。福井大学附属病院救急部の紹介でも自己紹介させていただきましたが、私は、新潟出身で、新潟市民病院で2年間救急・集中治療を研修した後、ERを学びに福井大学救急部で勉強し、その後現在に至ります。どんな患者さんでも、初期対応がしっかりこなせるようになりたいと思い、救急医療を勉強しております。ERが確立されていない地方病院で少人数で救急を頑張っている先生方が、EMallianceを通し、つながりを持って、知識をupdateしながら救急医療が出来たらという思いを持って、EMAllianceに参加させていただきました。将来的には、臨床・教育・研究など、幅広く関わっていけたらと思います。よろしくお願いします。