亀田総合病院 救命救急センター
2002年卒業の田中研三です。
大阪赤十字病院救急部で2年間の初期研修を終了し、2004年から亀田総合病院救命救急科で後期研修を行いました。
現在はスタッフとして同病院で勤務しています。
当救急センターは疾患の種類が豊富で、軽症から重症まで経験できる環境であり、病院全体が研修医やコメディカル
に対する教育に熱意を注いでいることが魅力です。
是非一度見学に来て下さい。
当科の特徴
有床型ERとして、一次から三次の全ての患者に対応しています。外来診療、病棟診療のいずれもチームで診療に当たり、
チーム内は屋根瓦方式で医療と教育の質を保っています。
救急専門医の取得やACLS、JATEC、JPTEC等の修得はもちろんのこと、効率よく知識をupdateし、臨床に生かす技術
の修得を目指していただきます。
後期研修カリキュラム
研修期間は3年間で、スタッフとともに1次から3次までのすべての救急患者に対応し、
common diseaseから重症患者までの診療を行う。
北米型救急センターと異なり救急外来での初診とトリアージのみでなく、救急病棟(ECU)
での重症患者管理も研修対象としている。
またコンサルテーションを介入して各専門科と共に診療を行うことも多い。
研修の場は救急センターを中心とするが、救急医として必要な専門的知識と経験を得る
ため関連診療科のローテーションが可能である。
現在は外科系診療科か内科系診療科を必須ローテーションとしているが、小児科の
ローテーションも準必須としている。
亀田総合病院救命救急科後期研修診療科別プログラムのページ
http://www.kameda-resident.jp/senior/examination/etc/etc04.html
カンファレンス/レクチャーの頻度
【モーニングカンファレンス】
毎朝8:30から、前日の救急診療した患者すべてについて報告を受け、問題点があれば全員でディスカッションする。
9:30からはチームカンファを行い、入院患者の診療方針を決定する。
【症例検討会】
毎週金曜日の午後に外国人医師の指導の元、米国型ケースディスカッションを英語で行っている。
症例はERに搬送され、特に診断・治療に難渋した症例が主である。
【ジャーナルクラブ】
毎週土曜日朝に最新ジャーナルの抄読会を行っている。
論文の批判的吟味を行い、そこから得られたエビデンスをいかに臨床現場に応用するかを主眼において議論が進められる。
また、そのために必要な疫学的知識・統計学的知識については、上級医によるレクチャーが随時行われる。
【レジデントレクチャー】
上級医またはシニアレジデントによるレクチャーが定期的に行われている。
【リハビリカンファレンス】
毎週水曜日午後に理学療法士、ソーシャルワーカーらとともにカンファレンスを開き、入院患者の早期退院を目指している。
【総合診療科合同カンファレンス】
月1回総合診療科との合同カンファレンスを開き、ERから総合診療科に紹介した症例のうち、初期診断と最終診断のずれが
あったものについて検討を行っている。
センター概要
【概要】
・名称:医療法人鉄蕉会亀田総合病院救命救急センター 救命救急科
・所在地:〒296-8602 千葉県鴨川市東町929
・責任者:救命救急科 田中 研三、伊藤 太一
・従業員数:スタッフ6名(うち女性1名)、シニアレジデント8名(うち女性2名)
・Webサイト:http://www.kameda.com/medi_services/information.php?d=46
【勤務体制】
・救急車日勤:8:00~17:00、当直 17:00~翌8:00(2交代シフト制で救急科医師が対応)
・Walk-in患者:平日の8:00~17:00のみ(救急車対応と別枠の救急科医師が対応。夜間は各科の医師の協力を得て運営しています。)
【年間救急車搬送件数&救急受診総数】
・救急外来受診患者数:29,898名
・救急車患者搬送数:4,274名
・ドクターヘリ患者搬送数:108名
・入院患者数:6,154名(救急科入院患者数 782名)
【ICU、独自ベッドの有無】
当救急センターはECUを所有しており、多発外傷、各種ショック、薬物中毒、熱傷など、様々な重症疾患に対し、専門科と協力して集中治療を行っています。
学生実習、研修医見学の連絡先
事前にご連絡いただければ、学生や研修医の見学が随時可能です。
医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 卒後研修センター 〒296-8602 千葉県鴨川市東町929 TEL:04-7092-2211(代)
問い合わせフォーム
http://www.kameda-resident.jp/senior/examination/etc/etc04.html