2019.05.17

東京慈恵会医科大学(JIKEI-ER) 救急医学講座

病院名、病院のホームページアドレス

東京慈恵会医科大学 救急医学講座
JIKEI ERアドレス http://jikeier.com/
本院アドレス   http://www.jikei.ac.jp/hospital/honin/index.html
柏病院アドレス  http://www.jikei.ac.jp/hospital/kashiwa/index.html
葛飾医療センター http://www.jikei.ac.jp/hospital/katsushika/index.html

所在地

◇本院 :〒105-8471 東京都港区西新橋3-19-18 Tel.03-3433-1111(代)
◇柏病院:〒277-8567 千葉県柏市柏下163番地1 Tel.04-7164-1111(代)
◇葛飾医療センター:〒125-8506 東京都葛飾区青戸6-41-2 Tel.03-3603-2111(代)

救急受診患者数(2012年度)

◇本院
救急車搬送台数 8935台
応受率 88%
救急外来受診者数 25799人
◇柏病院
救急車搬送台数 3231台
救急外来受診者数 6707人
◇葛飾医療センター
救急車搬送台数 3625台
救急外来受診者数 15220人

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入院率(2011年度)

◇本院
入院稼働率 86.0%
救急外来経由入院数 3243件

後期研修医数

後期研修医5人
(1年目1人、2年目2人、3年目2人)

指導医数(うち女性医師人)

救急医学講座スタッフ18人(うち女性医師2人)
救急医学会専門医 救急医学会指導医 脳神経外科学会専門医 外科学会専門医 
内科認定医 プライマリケア専門医 日本集中治療学会専門医 等々
JATECインストラクター JPTECインストラクター ICLSインストラクター

勤務体制(後期研修医、指導医)

救急車・walk in区別なく、全ての患者を救急外来で受け入れる北米型ER型である本院は、完全シフト制で、オン・オフがしっかりしています。
 センター型である柏病院は週に1~2回ほど当直があります。当直後には午後休みにするなど、過重勤務にならないようにしています。

ICU、独自のベッドの有無

初期診察ベッド、救急部用定床ベッド、その他ICUや一般病床あり。

カンファレンス・レクチャー

◇勉強会:毎週水曜日の午前7時30分~8時。新橋本院救急部スタッフルームにおいて、救急医学勉強会を開催しています。毎週1症状1徴候を取り上げ、それに関する勉強会を行います。

【テーマ】
・Basic:BLS、ACLS、PALS、JATEC、PTLS
・症候:ショック、呼吸困難、胸痛、動機、意識障害、めまい等・・・
・内因性疾患:髄膜炎、急性冠症候群、肺炎、急性膵炎、敗血症等・・・
・外因性疾患:創傷処置、脱臼、骨折、熱傷、薬物等・・・
・手技:気管内挿管、開胸心マッサージ、胸腔ドレーン、TAE等・・・
◇症例検討会:月末水曜日午前8時~10時
 ⇒救急部スタッフが指導医となり、初期臨床研修医1年目が症例を発表。

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後期研修の具体例

原則3年間コース。
救急科での研修がメインとなり、1年半は本院・柏病院救急科にて勤務が必須となります。その他1年半は本人の希望によって超音波検査室、内視鏡部、集中治療部、外科、内科、小児科、海外留学等、個々人に合わせてプランを決めていきます。また、研修医や学生教育も担います。

当科、当院の特徴

◇施設認定:日本救急医学会救急科専門医指定施設 日本救急医学会救急指導医指定施設
当講座の特徴は本院・葛飾医療センター:ER、柏病院:救命救急センターというように、大学関連病院ごとにさまざまな形態の救急医療を展開しているところにあります。

【本院】
他科バックアップ体制のもとER型救急を展開してきた点が特徴です。ERではwalk in、救急車共に増加傾向にあり、都内でも有数の患者数を誇ります。ドクターカーの導入、さらには今後4年以内に新外来棟建設が予定されており、救命救急センター化等、ハード面でもさらなる充実が図られることになります。

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(西新橋キャンパス再整備計画)

【柏病院】
2012年4月、救命救急センター指定を受け、これから益々地域の救急の要として働いていく予定です。
【葛飾医療センター】
2012年1月に新病院が完成し、プライマリケアユニット(救急部・総合診療科・小児科)の一部としてハード面も一段と充実しました。
救急部の先生方は非常に親切で温かく、ユーモアに溢れており、教育にも熱心です。脳神経外科、外科、内科等複数のスペシャリストがそろっており、疑問を解決することができます。
【槍ヶ岳診療所】
慈恵医大救急部では、夏季診療所の遠隔医療支援を行っています。慈恵医大槍ヶ岳診療所の開設は1949年と半世紀以上の歴史を誇ります。夏季診療所に参加したい方も歓迎いたします。
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学生実習、研修医の見学は可能か?その申込先

大歓迎です。希望の方は下記メールアドレスまでご連絡をください。初期臨床研修や後期研修も募集中です。メールアドレス:jikeidem@jikei.ac.jp

今後の夢、目標、抱負

東京慈恵会医科大学救急科後期研修2年目、光永敏哉と申します。初期研修2年間は東京慈恵会医科大学附属病院にて研修を重ねました。2011年3月11日、東日本大震災を契機に救急医療に関心を持ち、本学救急科に入局しました。全国に数ある病院の中で本学救急科を選んだ理由として、1次~3次幅広く多くの症例を経験できる点、さらに他科からのバックアップ体制のもと、他科専門医からも丁寧に指導いただける点です。救急車は多い日では1日20~30台、walk inも多く、多彩な症例を経験できます。また、指導医のバックアップもしっかりしており、手技に関しても多く経験することができます。本学救急科は創設5年とまだ新しく、外来棟新設、救命センター化などいくつものプロジェクトが進行中であり、皆さんと一緒に今後を作ってゆく予定です。救急医療を通して、院内・地域・国内のネットワークの基軸となっていきたいと考えております。ER型・センター型救急を中心に、共に日本の状況に適したオリジナルな救急を展開していきたいとの志をお持ちの方、是非ご一緒にJIKEI ERで働ける日をお待ちしております。

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光永 敏哉(みつなが としや)
研修責任者:大瀧 佑平(おおたき ゆうへい)(救急科 医局長)