カンファレンスはとても大事な情報共有の場でもあり、学びの場でもあります。しかし、働き方改革の影響でカンファレンスの扱いに苦慮されている施設もあるかと思います。カンファレンス関連では以下の３つについて多く回答がありました。

オンライン化

コロナの影響でオンラインでのカンファレンスが増えたと実感される方も多いと思いますが、今回のEMA運営メンバーへの調査でも、カンファレンスがオンライン化したと答えた方がとても多かったです。その場にいなくても参加できるというのメリットが大きいですよね！

診療時間内の開催

カンファレンスは早朝もしくは夕方開催している施設も多いかと思いますが、業務時間内の開催に変更した、という声も多くありました。当初は診療に影響が出るのでは…との心配の声もあったそうですが、やってみると意外とうまく回っている、という声が多い一方、やはり業務が忙しくてなかなか参加できない、という声もありました。まずはやってみて、どういうスタイルがその施設に合っているのか、みんなで考えてみるのもいいかもしれません。

時間短縮

ついつい白熱しがちなカンファレンスですが、長いカンファレンスは業務に支障が生じることもあります。有効に時間を使うためにも、カンファレンス前に情報を共有したり、時間をしっかり区切るなどして、良いディスカッションや学びの場ができるといいですね。

・時間外労働の管理

どこの施設でもできるだけ時間外労働を減らすべく努力されていると思いますが、まずは「時間外労働」の定義を明確にした、という声が多かったです。それにより時間内にできることは時間内に、という動きや、個人により解釈が異なることを防ぐ意味もあります。また、回診やカンファレンス、手術を業務時間内に行うようにした、という声も多くありました。働き方改革をきっかけにタイムカードなどで勤務時間が厳密に管理されるようになった、という声もありました。

・医師業務の分業化

業務時間を有効に使うためにも、事務員や院内救命士を採用して医師業務の分業化を進めているという声がありました。

2. 救急医の夏の挑戦！-知性のwellness-

知的wellnessは知的探究心からその知識を広げていくことです。そこで、EMA運営メンバーに新たに挑戦してみたいこと、勉強してみたいこと、極めてみたいことを聞いてみました！

・運動

なかなか運動する時間がないと自覚されている方が多いのか、運動習慣を身につけたい、マラソンに挑戦したい、バーベルを挙げたい、腕立て伏せができるようになりたい、と目標は異なりますが、運動に関することがとても多くありました。

・新境地の開拓

新しい分野に挑戦したいという方も多く、キャンプをしてみたい、英検１級を取得したい、ポケモンカードに詳しくなった、スポーツのルールを覚える、昆虫に詳しくなった、戦争について勉強し直す、K-POPを深めるなど、本当にさまざまな分野にみなさん目を向けられていました！

これらのことを参考に、是非みなさんもご自身のwellnessについて考える1週間を過ごしてみてください。