2020.03.27

検査値を読むトレーニング ルーチン検査でここまでわかる

【主な対象】初期研修医~後期研修医
【おすすめ度】★★★★★
救急外来初診時や入院中に頻繁にオーダーするルーチンの血液検査全13項目(栄養状態/腎臓/肝臓/胆管・胆道/貧血/凝固・線溶/電解質など)に関して、重要検査項目のメカニズムを学び、全39症例の血液検査データの推移からその症例で問題となった疾患とその疾患の推移を考察する。年齢と性別、そして血液検査の推移のみ上昇が与えられ、詳しい現病歴に関する情報はない中で、原疾患の推理を行うことは普段何気にオーダーしがちな検査項目に対する理解を深める。主訴に関係なく、「とりあえずいつもの血液検査」、とオーダーする癖のついてきてしまった初期研修医や後期研修医には、本書を読むことは血液検査に関して再考する良いきっかけになるかもしれない。

検査値を読むトレーニング: ルーチン検査でここまでわかる