2020.03.27

輸液を学ぶ人のために

【主な対象】医学生~初期研修医
【おすすめ度】★★★★
1981年に初版が発行されて以降多くの人たちに読まれてきた本書は、輸液をこれから学ぶという人達のための優しい内容となっている。一日に人間に必要な水分の量は?ナトリウムの量は?カリウムの量は?一般的な輸液に関する書物で述べられているような電解質異常をきたす鑑別疾患やそれらの補正の方法は時として輸液に対する苦手意識を抱くきっかけとなることもあるが、本書はそのような苦手意識を抱いた人でも難なく読むことのできる一冊である。輸液を深く学びたい人にとっては初歩的で物足りないかもしれない。

輸液を学ぶ人のために