ER型救急を志す人達で構成される特定非営利活動法人（NPO法人）　Emergency Medicine Alliance

（2014年7月症例）

56歳男性

主訴）呼吸苦

現病歴）来院３日前からの胸背部痛、呼吸苦あり自然に改善していた。来院日当日再度呼吸苦が出現し自分で救急車要請した。玄関で座位、呼吸苦あり顔面蒼白、発汗著明であった。救急隊接触時酸素ルームエアーで６３％　搬送中に心肺停止となったとのこと。
既往歴）糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙
内服歴）インスリン、リナグリプチン、メトホルミン、エナラプリル、ランソプラゾール、ピタバスタチン
アレルギー歴）なし
ADL)フル

来院時心肺停止継続、初回波形PEAで病着後アドレナリン１mg投与、病着から５分で心拍再開となった。
心拍再開後バイタル
血圧１７９/１０７mmHg　心拍数１５３回/分・整　呼吸数２４回/分（自発呼吸）　SpO2 ７６％（バックバルブマスクにて酸素１０ℓ投与） 体温３６．２℃　意識E１V１M１
酸素飽和度低下あり挿管をすぐに行いながら心電図をとった。