2019.04.26

EMA症例95:3月症例 77歳 男性 意識障害

あなたは救急外来の初療医です

以下の病院で勤務しています

・ERには救急医が常駐している

(夜間のスタッフ:救急医1名、研修医1-2名、看護師3名)

・脳神経外科(血管内治療可能)は常勤が数名いるが夜間はオンコール

・血管造影チーム(看護師、放射線技師)もオンコール

・24時間放射線検査(CT、MRI)が可能(造影含む)

<症例>77歳 男性

<主訴>意識障害

<現病歴>

ADL自立、妻と暮らしている。搬送日はいつも通り過ごしており、22時5分に患者妻が患者本人と会話している。その後も患者はリビングと2階の書斎との行き来をしていた。22時10分頃、リビングで妻が呼びかけたところ反応がいつもと違い、喋りにくそうにしているため救急要請。救急隊接触時(22時20分)、明らかな顔面の麻痺はないが構音障害と右上下肢の脱力があり、あなたの病院へ搬送になった。10分後(22時30分頃)に病着予定。