2020.01.17

EMA症例54:10月症例 45歳男性 右下腿打撲

【患者】45歳 男性
【主訴】右下腿打撲
【現病歴】
 作業中にH型の鋼材約200kgが倒れ、右下腿を挟まれ受傷。挟まれた時間は30秒ほどで、同僚らによって救助された。頭部および胸腹部、その他の四肢に受傷はないが、右下腿の自発痛により歩行不能であったため救急搬送となった。
【既往歴】痛風
【内服歴】アロプリノール
【生活歴】職業:溶接工

【来院時所見】
BP 177/120mmHg HR 80/min RR 16/min SpO2 97%(RA) BT36.6℃
GCS E4V5M6

右下肢に目立った変形なし
右下腿前面〜外側にかけて擦過傷あり
同部位を中心に発赤あり腫脹あり
右下腿遠位前面から外側にかけて知覚鈍麻あり

足関節の底屈時と背屈時に疼痛による可動域制限あり
足部の知覚鈍麻や異常感覚なし
後脛骨動脈および足背動脈の触知は良好で左右差なし

右下腿骨Xp:
s48-p1

s48-p2