2019.11.15

EMA症例103:11月症例 85歳男性 頭部CT、89歳男性 頭部CT

【症例1】

85歳男性

朝4時ごろ玄関先のコンクリートの地面に倒れているところを近所の人に発見され、家族に連れられて救急外来を7時ごろ受診した。本人はゴルフへ行こうとしている途中であったとのこと。来院時は歩行可能であった。

<既往歴>認知症、感染性胸部大動脈瘤、慢性硬膜下血腫

<内服薬>なし

<現症>JCS2(GCS E4V4M6)、血圧176/91mmHg、脈拍71/min、呼吸数22/min、体温36.4℃、SpO2 96%(room air)。従命可能で歩行に問題なし、身体診察では右頬部腫脹、活動性の出血なし、頭部に明らかな外傷なし、眼球運動障害なし、その他体幹部四肢に所見なく、目立った神経所見なし。

頭部CTを撮影した。(頭部CT①)

頭部CT①

 

 

【症例2】

89歳男性

前日の22時ごろ自宅内の段差につまづいて転倒。左顔面を打撲したため、家族に連れられて救急外来を翌日20時ごろ受診した。来院時歩行可能であった。

<既往歴>認知症、慢性心房細動

<内服薬>エドキサバン

<現症>JCS2(GCS E4V4M6)、血圧158/106mmHg、脈拍83/min、呼吸数20/min、体温36.7℃、SpO2 93%(room air)従命可能で歩行に問題なし、身体診察では左頬部に擦過傷のみ、腫脹なし、活動性の出血なし、頭部に明らかな外傷なし、眼球運動障害なし、その他体幹部四肢に所見なく、目立った神経所見なし。

頭部CTを撮影した。(頭部CT②)

頭部CT②