2025.05.21

EMA症例167:5月症例 14歳 男性 主訴:右の陰嚢が痛い

GWも終わり、落ち着きを取り戻した平日です。
あなたは二次救急病院で、初期研修医2名とともにERの当直勤務にあたっています。
深夜帯には多くの救急搬送があり、ほとんど眠れないままの当直となりました。
現在は勤務終了間際の午前7時半です。
そんな当直終わりのゴール目前、救急の受付にウォークインの患者さんがやってきました。

 問診票にさっと目を通すと、以下のような記載がありました。

 〜〜〜
◯14歳 男性
【いつ頃から?】
  朝5時頃から
【今日はどうされましたか?】
  右の陰嚢が痛い。
〜〜〜

 待合室にいる患者さんを遠目に見ると、痛そうではありますが歩けています。

泌尿器科については、オンコール医に連絡を取ることも、日中の外来受診を促すことも可能な日であることを確認しました。