1: 名称
湘南鎌倉総合病院 救急総合診療科(以下ER) 部長:大淵 尚 医長:山上 浩2: 所在地
3:スタッフ&シニアレジデント数(女性医師数)
4:年間救急車搬送件数&救急受診総数
【2011年1月~2011年12月】
5:勤務体制
ER医の勤務は、
7時30分‐15時30分(日勤)、12時‐20時(遅番)
15時30分‐23時30分(準夜勤)、23時30分‐7時30分(深夜勤)
のシフトを週5回(祭日除く)担い、その他に、月に6回の当直(他院当直を含む)も行っている。鎌倉で当直(15時30分から翌朝7時30分)を行う場合は、当直1回につき、6時間または8時間が待機時間となる。
6:ICU、独自ベッドの有無
7:後期研修カリキュラム
最終の研修4年目はチーフレジデントとして通年のER勤務を行い、研修医の指導・ER運営マネジメント等、ERスタッフになる為の基本を学ぶ。
- 毎週金曜日13時〜14時
総合内科チューターであるDr.Branch(英国人医師)とのケースディスカッション - 毎週金曜日14時〜17時半
ERシニアレジデントによるカンファレンス(M&M症例の発表, Journal Club, Tips)
第2金曜日のみEmergency medicine practice輪読会 - 毎週金曜日17時半〜19時
総合内科合同カンファレンス(総合内科、ERより1症例ずつ呈示しディスカッション) - 毎週金曜日19時〜20時
初期研修医ERカンファレンス - 毎月第1木曜日7時半〜8時
脳卒中科合同カンファレンス(脳卒中科、ERより症例呈示しディスカッション) - 毎月第4木曜日19時半〜21時
外科合同カンファレンス(外科、ERより1例ずつ症例呈示しディスカッション) - 隔月第3木曜日18時30分〜20時30分 ※院外開催
湘南地域救急医療合同カンファレンス(周辺の救急中核病院と救命救急士・看護師などとケースディスカッション)
9:当科の特徴
- 24時間365日、すべての救急車収容要請を受け入れることが病院の方針であるため、ERが救急患者を受け入れる部門として確立している。したがって、どのような状況であっても、各専門科から「なぜERが受け入れたのだ」と言われることが絶対にない。
- 総合内科、一般外科が専門科として整っているため、入院担当科が決定しにくい場合は、これらの科が必ず引き受ける体制が確立している。
- 入院病床は救急患者のために使用することが優先されており、たとえ入院予定があっても必要があれば救急患者のために使用される。このため救急需要が増加すれば平均在院日数の短縮が必然となる。
- これらは、ER医に限らず、各専門医、外来看護師、病棟看護師、医事課職員など全ての職種が、「救急患者を断らない」理念を共有しているからこそ可能となっている。
- ERで診察した患者を、自分の勤務時間に予約しfollow upできる。例えば、33歳男性のサーフボードで足を切った方を縫合し、翌日の外来でfollow、約1週間後の抜糸まで行う。77歳男性の発熱、採血や尿検査など行うも診断がつかず、2日後の外来再診予約とし帰宅とする。などである。
- 当院でのローテーションで不十分な場合は、他施設での専門研修も行える。(例:小児科研修は、グループ病院である福岡徳洲会病院に依頼している。)
- 離島僻地での研修ができる。採血結果がすぐに出ない、CT検査ができない、各科専門医がいない環境で、総合診療医としての実力が試される。
- 全国の徳州会グループ病院の当直出張勤務により、各地域の医療実情を理解することができる。

【秩父・伊良部島・函館・徳之島の風景】
10:学生実習もしくは研修医の見学は可能かその連絡先
phone: 0467−46−1717(代表) e-mail: shounankamakura@gmail.com
この春チーフレジデントを修了し、医長を拝命しました山上 浩です。
2003年福井大学を卒業し、そのまま循環器内科の医局へ入局した私が、なぜ湘南鎌倉のERに勤務しているのでしょうか?
1年目は大学病院の内科で研修、2年目から京都府北部の一般病院内科に派遣されました。そこはERというシステムはなく、当直医が全科当直をしている状況でした。当時内科医だった私は、夜間の子供の発熱や、転倒して頭部をぶつけた高齢女性など、様々な症例を診なくてはなりませんでした。しかし、卒後ストレートに内科医となった私には、小児や外傷はほとんど経験がなく、今思えば果たして良い診療が行えていたか、疑問です。そのような勤務で1年が経ち、地域に切実に求められている医者は、どんな症例でも評価・処置ができるER医だと強く思うようになりました。まずはスーパーローテーションが必要と思い、4年前、湘南鎌倉ERで研修を開始しました。
鎌倉に来た当初は、小児の点滴ルートや多発外傷などは未経験で、傷の縫合もまともにやったことがありませんでしたが、3ヶ月の外科研修と、千葉西総合病院での小児科研修で自信をつけ、2年目から産婦人科、整形外科、眼科、耳鼻科をローテーションし、さらに多くの症候に対応できるようになりました。研修3年目に、人口約7000人の島の唯一の医療機関である伊良部島診療所で3ヶ月間の勤務経験をし、現在研修4年目でチーフレジデントとして初期・後期研修医の診療指導・教育を担当し充実した日々を送っています。
ERというシステムは、専門医のバックアップがあって初めて成立します。医療が進歩し複雑化する中で、非専門医としての謙虚さを持ちながらER医として研鑽を積み、目の前の患者さんにできる限り最高の医療を提供できるよう、努力していきたいと思います。
【湘南のシンボル 江ノ島】






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