名古屋掖済会病院

1. 近藤貴士郎、渡瀬博子

2. 名古屋掖済会病院 救急科

http://www.nagoya-ekisaikaihosp.jp/

研修責任者 副院長・救急科部長 北川喜己

3. 所在地

名古屋市中川区松年町4-66

4. スタッフ/シニアレジデント

スタッフ 5名(うち女性1名)

シニアレジデント 5名(うち女性2名)

他科から出向(1回/週) 1名(麻酔科)(女性医師)

他院から(非常勤講師)(各講師 1回/週): 2名

5. 勤務体制

救急車・walk-inの区別なく、すべての患者を救急外来で受け入れる北米型ER体制をとっています。
平日日勤帯(8:20~16:50)はER医3~5名+2年次研修医1名+1年次研修医1名
で診療にあたっており、当直帯(16:50~翌8:20)は
2年次研修医2名+1年次研修医2名に加えて、24時まではER医が常駐する体制をとっています(週3回は深夜帯もER医が常駐)。

ERスタッフ/シニアレジデントの勤務時間は次の通りです。
7:00~15:30(早番)、8:20~16:50(日勤)、15:30~24:00(遅番)、16:50~翌8:20(当直)
当直は週3回を担当し、シニアレジデントがそれぞれ週1回ほど回ってきます。

6. 年間救急車/walk-in数

2008年4月1日~2009年3月31日実績
総受診者33232人(うち救急車5543人)

7. 勤務体制

当院救急外来では、365日、24時間、救急科医師を中心に、風邪などの軽症から心肺停止など重症の患者まですべての救急受診患者の初期診療を行っている。

診療は2-5名の救急科医師(シニアレジデントを含む)と1年次初期研修医1-2名、2年次初期研修医1-2名が診療を行っている。しかし、3日/週の午前0時から翌朝7時までは他科医師+初期研修医に診療を依頼している。

また平日日勤帯は救急外来専属の放射線技師3名・臨床検査技師1名が救急外来に常駐していることにより、疾患・外傷別により良い画像・臨床検査が行えるよう相談することができる。

勤務は、

7時-15時(早番)、8時20分-16時50分(日勤)、

15時-0時(遅番)、13時-16時50分(遅番明け)

16時-翌朝8時20分(当直)

・当直は基本的にはシニアレジデントが4-6回/月行い、遅番はスタッフが4-6回/月行い当直シニアレジデント・初期研修医を0時までサポートする。

・早番担当医師は7時-8時20分の間は疲れ果てた当直医師らをサポートとする。

8. ICU/独自ベッドの有無

救急外来に経過観察用のベッドが6床あります。また、救命救急室では、救急症例(中毒、CPA蘇生後など)や他科への分類不能例(高齢者の不明熱など)を救急科入院として対応可能です。

9. 後期研修カリキュラム(他科選択/ローテーション)

日本救急医学会ER検討特別委員会のER後期研修ブログラムに準じて、内科系6ヶ月+救急科6ヶ月を3年間かけてローテーションすることが可能です。他に
外科系や麻酔科のローテーション希望がある場合は各人の希望にあわせて柔軟に対応できます。

9. カンファレンス/レクチャーの頻度

・      救急症例検討会: 金曜日(隔週)午前7時~8時

⇒シニアレジデントが指導係りとなり、初期研修医が勉強になった症例を発表。

・      救急科カンファレンス: 毎週火曜日 午後6時~

⇒救急科入院患者報告・その他連絡

・      振り返り勉強会: 毎日日勤帯勤務終了後

⇒日勤帯の救急科医師(シニアレジデント含む)+初期研修医で日勤帯に来院した患者全てのカルテレビュー

・      救急総合診療勉強会: 毎週水曜日 午後6時~

⇒藤田保健衛生大学 一般内科準教授 山中克郎先生の指導の下、症例ベースの勉強会。入院担当患者で困っていることなどを相談。

・      救急道場: 隔月

⇒近隣の救急隊との合同勉強会。救急隊が疑問に思っていること・気になった症例などを救急科医師とディスカッション

10. 当科の特徴

・      1978年に東海地区第一号の救命救急センターとして発足しており、救急を中心に病院が発展してきた。そのため病院全体として救急に対して理解があり、他科の協力も得られやすい環境である。

・      24時間365日、すべての救急車収容要請を出来る限り受け入ることが病院の方針であるため、救急科が救急患者を受け入れる部門として確立している。

・      救急科医師に限らず、各専門医、看護師、医事課職員など全ての職種が、「救急患者を断らない」理念を共有している。

・      施設肺炎患者や超高齢患者の原因不明の発熱など担当専門科を決めることが困難な場合は各科で順番に担当することを規定しており、患者振り分けに困ることはほとんどない。

・      シフト制が守られておりプライベートな時間を確立しやすい。また一般内科や麻酔科からの医師と一緒に勤務することができ他科専門医の観点からアドバイスをもらえる。

・      臨床研究にも力を入れており、臨床研究に携わる機会を持つことができる。

・      女性医師が複数おり、女性医師ならではの悩みなどを相談できる環境にある。

・      当院では救急外来を経由して入院する患者が多いため、救急科が初療部門として確立し、専門科との連携も良好です。

・      2006年に新救命救急センターを建設し、救急外来内でCTも撮影できるなど設備が整っています。
・       off the job trainingも多く行なっています。当院はAHAのサイトになっているため、BLS、ACLSを当院で受講/インストできます。他に、内科救急初療コース「T&A」や多発外傷初療コース「PTLS」もそれぞれ1年に2~3回行っています。
・       アルコールの研究には事欠きません。

11. 連絡先

学生や研修医の見学は随時可能です。

24時間365日いつでも見学可能です。

名古屋掖済会病院 人事課

TEL:(052)652-7711 FAX:(052)652-7783 E-mail:jinji@ekisai.or.jp

11. 自己紹介:渡瀬博子

2004年卒業の渡瀬博子です。2年間愛知県の愛知厚生連海南病院で初期臨床研修を終了し、名古屋掖済会病院で2年間救急科研修を行いました。その後、北米臨床留学をめざし在沖縄米国海軍病院でインターンを1年間行いました。現在はアメリカにて救急研修中の夫と一緒にオレゴン州に在住しております。2010年3月には出産予定であり、現在は救急の臨床から少し離れています。

初期研修病院では周囲に大きな病院が他になかったため、救急外来専従医がいない中で1次から3次患者まで何でも初期研修医が初期対応しなければいけないという状況でした。その中で小児から高齢者まで、内因性疾患から外傷までと幅広く診療ができるという救急の分野に非常に魅力を感じました。またメンターである先生から「医者になった以上、目の前で倒れた患者をその場では絶対に死なせない。と言えるようになれ」といわれたことが救急科として歩もうと決心させてくれました。

そして、女性医師として仕事を続けながらもいつかは結婚して子育てをしたいと考えていたため、シフト制でプライベートの時間の調整をしやすい点も魅力的でした。

よく救急というと「女性にはハードすぎる」「若い時にしかできない。長くは続けられない」などという意見を言われます。現在の日本では救急と言っても病院によって救急の守備範囲が異なるため一概には言えませんがシフト制というのは、プライベートの事情に合わせて勤務を調整することが容易なほうだと思います。そういう点でも女性に向いている科なのではないかなと考えております。 まだまだ男性が多い科ではありますが、将来的には救急女性医師を増やしていけたらと考えております。

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