上肢外傷
- Appelboam A, et al. Elbow extension test to rule out elbow fracture: multicentre, prospective validation and observational study of diagnostic accuracy in adults and children. BMJ 2008; 337; a2428. BMJってけっこう面白い文献出してきますよね。オタワルールの肘バージョンといった感じです(出所はイギリスです)。肘の外傷患者で、肘を完全に伸展でき、健側と比較して差のない時に骨折はマレでX線を省略できるというもの。15歳以上では感度98% (5例の見逃し中、手術が必要だったのはOlacronon frxの2例)、3歳から15歳の小児では感度94%だった。かなり感度が高いけど、小児への適応は注意しながらがいいかも。身体所見をとる前に鎮痛剤をあげていてもincludedされてます。いいスタディ。
下肢外傷
- Stiell IG, et al. Decision Rules for the Use of Radiography in Acute Ankle Injuries. JAMA March 3rd 1993; 269 (9): 1127 – 1132. 皆さんおなじみオタワ足首ルール!この原著論文からすでに世界で32の検討研究がなされているデシジョンルールの金字塔。このように単純な疾患こそDecision ruleは生きてきますね。まあルール、ルールっていわれるとイヤになっちゃいますけどね。内容はあえて書くまでもないでしょう。
- Bachmann LM, et al. Accuracy of Ottawa ankle rules to exclude fractures of the ankle and mid-foot: systematic review. BMJ 2003; 326:417. これがオタワ足首ルールのメタ解析。27個のスタディから15,ooo人の患者。足首と中足部の骨折を拾う感度は大人で97%、小児でも99%とかなり生けている。骨折の除外にはかなり使えて、X線を省略できますね。ただ受傷後48時間を過ぎると感度が99%から97%に落ちるから注意しよう。
- Stiell IG, et al. Derivation of a Decision Rule for the Use of Radiography in Acute Knee Injuries. Annals of Emerg Med Oct 1995; 26 (4): 405 – 413. もういっちょオタワから膝ルール。このStiell先生っていうのはほんとにいいスタディ出してきますね。臨床もルールの出し方もよく知ってる。急性膝外傷で、年齢55歳以上、腓骨頭に圧痛、膝蓋骨に単独圧痛、膝を90度屈曲できない、受傷後/救急で体重かけられない、のいずれかがあれば、感度100%で骨折発見。つまりどれもなければ骨折なし、X線省略できるとのこと。
- Seaberg DC, et al. Clinical decision rule for knee radiographs. Annals of Emerg Med 1994. Sep;12(5):541-3. オタワに負けじと名門ピッツバーグから膝ルール。133人の転倒/鈍的による膝外傷。前向き検討で1) 歩けない、2) 12歳未満、51歳以上のいずれかで感度100%とこれまたすごい。
- Bulloch B, et al. Validation of the Ottawa Knee Rule in Children: A Multicenter Study. Ann of Emerg Medicine Jul 2003; 42 (1): 48 – 55. 2歳から16歳の小児でオタワ膝ルールの前向き検討。これまた感度100%!やるなー。






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