疫学&医療統計オススメBooks

JEMRAのメンバーの独断と偏見によるオススメシリーズ。

EMAオススメBooksに疫学&医療統計バージョンの仲間入りです。

なかなか手強い分野ですが、面白いものです。是非ご利用ください。

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文責:萩原佑亮(東大SPH)長谷川耕平(Harvard School of Public Health)

TABLE OF CONTENTS

疫学道

Image of 医学がわかる疫学

医学がわかる疫学 / レイモンド・S. グリーンバーグ

★★★★★ 残念ながら日本発の良い疫学書というものは少ないようです。これはLangeシリーズの疫学バージョン。疫学入門に最適です。



Image of 疫学 -医学的研究と実践のサイエンス-

疫学 -医学的研究と実践のサイエンス- / Leon Gordis

★★★★☆ 初級から中級にかけての橋渡しに最適。ホプキンズの疫学クラスで使われているようです。



Image of ロスマンの疫学―科学的思考への誘い

ロスマンの疫学―科学的思考への誘い / Kenneth J. Rothman

★★★★☆ 入門と銘打ってますが、歯ごたえあります。僕の大学院では入門書でした。これを楽しく読める人は疫学向きだと思います。(長谷川)
疫学のバイブル。しかし、とてつもなく難解で、哲学書かとも感じる1冊。最初にこれを読んだら、絶対に嫌になるので数冊読破してから気合いを入れて読むことをお勧め。
第2章の因果のパイモデルはロスマン独特の概念なので、とりあえずは読み飛ばしても良いと翻訳者の教授に言われました。
この本は難解だけど、実際にロスマンに会って講義を受けたところ非常にわかりやすかったのが印象的。(萩原)



Image of 臨床疫学―EBM実践のための必須知識

臨床疫学―EBM実践のための必須知識 / ロバート・H. フレッチャー, スーザン・W. フレッチャー

★★★☆☆ 臨床家の視点から書かれた疫学入門の良書。薄いしさくっと読めます。初歩的なところで誤訳が目立つのが残念なところ。
しかし、疫学の基本を学ぶのであれば最初の1冊としては最適だと思います。
学会発表をしたり、論文を読んだりするのであれば最低限知らなければならないことが書いてあるのでお勧め。いや、お勧めというよりも必読。



Image of Epidemiology: Beyond the Basics

Epidemiology: Beyond the Basics / M. Szklo, F. Javier Nieto

★★★★★ 疫学中級者むけ。僕のお気に入りです。少しadvancedを目指す人はどうぞ。



Image of Modern Epidemiology

Modern Epidemiology / Kenneth J. Rothman, Sander Greenland, Timothy L. Lash

★★★☆☆ いわずと知れたロスマンのmodern epi。僕の大学院の指定教科書。まるで砂を噛んでいるような感触を覚えます。僕には歯が立ちませんが、いつか理解できる日を夢見ています。。。



医療統計道

Image of 宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ (岩波科学ライブラリー (114))

宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ (岩波科学ライブラリー (114)) / 佐藤 俊哉

★★★☆☆ 統計学の「と」の字もわからない。統計なんてやりたくない。そんな人でもさらっと読める入門書の入門書くらい優しい1冊。
内容は統計学のさわり程度であり、これを読んだからと言って論文の理解もでいなければ臨床研究ができるわけでもないので注意。過度な期待をして読む本ではない。



Image of 医学研究における実用統計学

医学研究における実用統計学 / Douglas G. Altman

★★★★☆ 東大の生物統計学の教授が日本語でお勧めした数少ない統計学の教科書。
東大SPHの統計学自主勉強会で使用した1冊。ある程度の基礎知識がついたあとに読むとわからなかったことが非常にすっきりと理解できる。
まったく統計初心者で読むと理解するのに相当時間がかかると思うので、近くに理解できないところを聞けるアドバイザーがいないのであれば別の本でなんとなくの知識を得てからの方がこの本の価値に気づく。



Image of 学会・論文発表のための統計学―統計パッケージを誤用しないために

学会・論文発表のための統計学―統計パッケージを誤用しないために / 浜田 知久馬

★★★★☆ こちらも東大の生物統計学の教授が日本語でお勧めした数少ない本のひとつ。
学会や論文に多用されている基礎的な統計学の手法についてわかりやすく説明してくれる入門書。標準偏差と標準誤差の違い、多重比較、わかりますか?
学会発表をするなら是非その前に読んでもらいたい1冊。読みやすいので安心して下さい。



Image of 入門 医療統計学―Evidenceを見出すために

入門 医療統計学―Evidenceを見出すために / 森実 敏夫

★★★★☆ 入門書ではあるが、ほんとの入門で読むには少しだけ難しく感じるかもしれない。
JMPやSPSSといった代表的な統計ソフトの実際の解析手法の解説もあり、実践的な内容が書かれている。
少し本格的な統計を使った臨床研究をしなくちゃいけなくて、そのために統計も少し勉強したい。でも、どうしていいかわからない。こんな人に使える本。



Image of わかりやすい医学統計学

わかりやすい医学統計学 / 森実 敏夫

★★★★☆ Medical Tribune に172回にわたり連載された内容をもとに加筆・補正して、医学統計学の基本と臨床への応用方法をわかりやすく解説したものとなっている。
上記の入門医療統計学のもとになっていると思われる。非常に詳しく書かれており、自分の本棚に1冊あると知識の整理のために便利でお勧めできる。



Image of 医学的研究のための多変量解析

医学的研究のための多変量解析 / 木原雅子

★★★☆☆ 論文で当たり前のように使われている多変量解析とは何かを解説した入門書。
多変量解析をする前提とは何か、説明変数はどうやって選択すべきか、日本語の本の中ではわかりやすい1冊で多変量解析をするなら最低限知らないといけない基本を学べる。
とりあえず多変量解析したら結果が何か出るんじゃないか、と思っている人は読むべし。



Image of Principles of Biostatistics

Principles of Biostatistics / Marcello Pagano, Kimberlee Gauvreau

★★★★☆ 僕の大学院の統計入門コースの教科書。こんなに丁寧な本はそうはありません。この本を愛していますが、読み込むには時間がかかるかも。。。



Image of 生物統計学入門―ハーバード大学講義テキスト

生物統計学入門―ハーバード大学講義テキスト / Marcello Pagano, Kimberlee Gauvreau, 竹内 正弘

★★★★☆ 上記の和訳。あるなんて知らなかった。。。



Image of Introduction to the Practice of Statistics

Introduction to the Practice of Statistics / David S. Moore, George P. McCabe, Bruce A. Craig

★★★☆☆ 統計学の基礎。さまざまな例題を用いてわかりやすく解説されています。ただ、ページ数が多く通読するのはちょっと厳しいかな。 統計学を基礎からしっかりと学びたいという人にはいいかもしれません。



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